ガレージヨシダ GARAGE YOSHIDA

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エンジンリフレッシュ

屈強なRB26も経年劣化で満身創痍
早めの問診が長く乗るためには大事

20年20万kmの個体が当たり前になってきた第2世代GT-Rですから、たとえ新車から1オーナー、もしくはそれに準ずるロングライフなオーナー様で、定期的に大掛かりなリフレッシュを重ね、愛車の状況はすべて把握しているという個体でも、経年劣化による何らかの不具合の種を抱えている可能性は高いのです。となれば、中古車を購入してGT-Rと付き合いを始める新オーナー様、長期所有であるが、これまで大掛かりな作業を受けてこなかった方は、大きな不具合が起こることを覚悟した上での付き合いが必要になります。
では、GT-Rと長く付き合うためにはどのような手順でリフレッシュを進めればいいのか? その大前提は健康な部位を作る=安心できる部位を作ること。それは予算で決めるのか、パートごとに行うのか、進め方は様々ですが、エンジンについては、本体、補器類、電装関係に分けて考えるのがいいと思います。もちろん、一度に施工するのがベストですが、予算的にも膨れ上がるので、部位に分けて考えるのが一般的といえるでしょう。
本体と補器類は同じベクトルで考える必要はありますが、一般的には外気や水にさらされない本体のほうが劣化は少ないため、交換の優先順位は補器類からとなります。
電装関係は、一番後回しにされがちですが、劣化による電圧降下や不定愁訴的な「気が付かないけれど、何だか調子が悪い」という悪さをしている場合が多いです。改善するには部品交換となるのですが、純正品に取り換えるだけでなく、部分的には現行モデルであるR 35の部品を使ってのバージョンアップもオススメしています。
とはいえ、プラスチック部品が割れたり、劣化部位が分からないなど、想定通りにいかないのが、エンジン関係の難しいところ。健康な状態に戻すためにはまず問診が必要です。
まずは、お客様の声に耳を傾け、一人一人に合った最適なプランを提案します。